株式会社 東山堂

東山堂について 東山堂について

SPIRIT

武とは戈を止めること也

「武 - Hokodome」の精神を
未来へつなぐ

「武」は、「戈を止める」からきており、
利己的な心を抑え争いを鎮めるという思いが込められています。
私たちは真の武道の精神を伝え、
「大きな和」でつながる未来を、目指してまいります。

VALUE

武の道を志す人々の
手助けをしたい

創業以来、東山堂はお客様の声のひとつひとつに応えてきました。
今日ではすべての武道の武道具を製造から物流まで一貫して取り扱い、
製品といった「もの」のみならず、オンライン道場など「こと」も展開し、
広い視点から武道文化を守り、育む企業としてあゆみ続けています。

伝統を守り、革新し続ける

時代を超えて守り、伝えていきたい技や形。時代と共に成長していく、技術やデザイン。職人たちを守り育てながら、新しいことに挑戦することは、伝統文化に携わる企業の使命です。東山堂は、伝統的な職人による技術と、新しい技術や素材を融合させることで、時代に即した高い品質の武道具を提供しています。

「見えない仕事」を誠実に

東山堂の製品の真価は、「目に見えない」部分にあります。材料のこまかな配分や一針ごとに異なる角度。見えないところにこそ、品質へのこだわりがあるのです。美しさと実用性を両立させた表現にこそ、私たちの製品の価値があるのです。そしてそれは、使い込むほどに味わいが増していく、品質の証でもあるのです。

次世代へと文化をつなぎ、進化させていくためには、想いを込めた正直な仕事を続けることが不可欠です。その全ては「時間(とき)が証明(あか)してくれる」と信じています。

HISTORY

東山堂の萌芽となった、
武道を学ぶ
海外チームとの出会い

東山堂の始まりは、思わぬ巡り合わせからでした。現会長・木村隆彦のもとに、イタリアの剣道チームの通訳の依頼が舞い込みます。数日間、通訳者として共に過ごした木村は、剣道に真摯に取り組む彼らの姿に強い感銘を受けました。
当時、海外での競技人口は少なく、稽古をするために十分な設備や道具が整っていない状況だったといいます。さらにインターネットの普及していない時代で、海外の武道家は防具を簡単に入手することができません。入手できたとしても、日本の数倍の価格。経済的負担は大変なものでした。
それでもひたむきに、日本の武道を学ぼうとする武道家たち。
「彼らの助けをしたい。何かできることはないだろうか」
その想いだけで、未踏の地へとあゆみ始めたのです。

1989

京都に
「株式会社東山堂」を創業
地道な努力で企業を育てた

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まずは海外の剣士に向け、インターネットのない当時主流だったカタログ通販に挑みました。製品カタログの印刷は高額で、今以上に手間もかかりました。創業したての東山堂は、まだ無名とも言える会社。木村夫妻で、一つひとつ丁寧にカタログをつくり、国外に発送していきました。

1998

海外ECサイトを開設
世界中に広まるきっかけに

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まだ黎明期だったインターネットを早くから活用し、海外向けECサイトをオープン。武道具をオンラインで買うお客様も少なく販売に伸び悩む中、「インターネットは近い将来、必ず革命を起こすものになる」という確信を持ち、継続しました。ECサイトは武道業界において先駆的な試みでもあり、世界中の多くの人に東山堂の名が知られるきっかけとなりました。

2002

国内ECサイトの開設と西陣本店の開店
総合的に武道具を扱う会社へ

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剣道具に始まった会社ながら、居合道、合気道、柔道、空手道、弓道、薙刀道など、全ての武道具を展開するに至ります。特に、海外の武道家は一つに限らず、複数の武道を行うこともあり「東山堂でこんな武道具が欲しい」という声が多くありました。そうした要望に応えていく中で、次第に武道を網羅するように、製品が増えていったのです。
「東山堂で働きたい」という武道家たちが国内外で増え始めたのもこの頃。現在社内には、公私共に武道と真摯に向き合いながら、精進する社員が多くいます。

2007

聖護院店の開店
日本文化を伝える場として

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刀や真剣、甲冑などといった日本古来の武具も取り扱う、聖護院店がグランドオープン。築100年以上の町家を改築した店舗は、日本文化に触れられる場でもあります。東山堂を目指し、来日するお客様も多数。海外における東山堂ブランドの認知度の高さや、信頼度の高さが伺えます。

2015

「株式会社ミツボシ」のグループ化
伝統と革新を融合させ、新たなステップへ

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剣道防具の老舗として知られる「株式会社ミツボシ」が、東山堂グループに加入。ミツボシが育んできた格式あるブランドと素晴らしい技術を持つ職人を守りながら、ご愛用者様の新たな期待に応え続けたい。そんな展望を重ね合わせ、「革新の東山堂」と「伝統のミツボシ」それぞれの文化を活かし取り組んでいます。

2017

比叡山物流センターの開設
製造から物流までを一貫して行う

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武道具業界随一の規模を誇る、物流センターを開設。以来、毎日多くの武道具を世界中に届けています。センター内には刺繍工房や竹刀工房も併設し、製品一つひとつを丁寧にカスタマイズ。製造から物流までを一貫して行える、かつてない規模と設備を備えたことにより、さらに質の高い製品・サービスを実現可能なものとしました。

2021

「アカム木工株式会社」の設立
時代のニーズと要望に応え続ける

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時代とともに変わるお客様のニーズに応えたいという強い思いから、新たな武道具の製造・開発にも挑み続けています。「アカム木工製木刀」はその一つ。長年いただいていた要望に対応すべく、北海道の木工工場を購入しました。さらに自社で材木を管理するため森林を所有し、CO2の削減にも寄与しています。木刀の製造は精通した職人でも難しいとされていますが、製造方法の開発から行い、均質で丈夫な製品を生み出しました。

2022

「オンライン道場GEN」を開始
武道文化を伝えていく担い手として

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メディア事業の大きな柱として「オンライン道場GEN」を開始。剣道、居合道、空手に続き、2022年に合気道もスタートしました。レッスン動画の配信だけでなく、日頃の道場での稽古をサポートする、さまざまなオンラインサービスを提供しています。各連盟や団体、多くの先生にご協力いただきながら、日本の武道文化を世界へ、未来へと、つないでいきます。

これから先の未来へ
武道精神を世界に広げ、
人と人を繋ぐ